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札幌黄(さっぽろき) |
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幻の玉ねぎと言われる、知る人ぞ知る昔ながらの玉ねぎ |

北海道・札幌を代表する農産物と言えば、玉ねぎです。その中でも
天候に左右されやすく大きさが不揃いで、栽培が難しいことから年々作付が減り、なかなか市場に流通することがなくなった“
幻の玉ねぎ”
があります。それは“札幌黄”という品種です。
![]() “札幌黄”は他の北海道産・玉ねぎよりも小粒ですが、 肉質に厚みがあってジューシー、辛味が強い。加熱すると辛味が消えて甘みが増す、とても美味しい玉ねぎです。 ![]() 札幌の某有名カレー店では、使用する玉ねぎは“札幌黄”のみとのこと。 また、札幌の老舗ホテルで限定販売している、オリジナル・ピザに使用する玉ねぎも“札幌黄”です。 札幌市内には、“札幌黄”を使用するレストランが増えています。とにかく、とても美味しい玉ねぎです!! |

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玉ねぎ畑 7月頃 |
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玉ねぎ畑 7月頃 |
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玉ねぎ畑 収穫前 |
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玉ねぎ畑 収穫前 |
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収穫中の札幌黄 |
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収穫後の札幌黄 |

収穫時期の晴れた玉ねぎ畑は、地面が金色に見れるくらい玉ねぎが眩く輝いています。
玉ねぎは収穫後、約1ヶ月くらい乾燥してから、出荷されます。この乾燥する作業が大切で、玉ねぎの出来にも大きく左右するといわれています。その後、傷んだものなどを選別してから、出荷されます。 |

![]() その頃から札幌で作られていた玉ねぎは札幌黄という品種で、アメリカ産のイエロー・グローブ・ダンバースという玉ねぎが原種です。他の玉ねぎよりも熱を加えると、甘味とやわらかさが増すのが特徴の美味しい玉ねぎです。 1970年頃まで、札幌で生産される玉ねぎのほぼ100%が札幌黄で、ピーク時の1972年の生産量は7万1千トンに達したそうです(2012年12月29日 北海道新聞 朝刊 参照)。 ![]() しかし、札幌黄は美味しい反面、生産効率があまりよくなく、長期保存にむかないため、札幌にならって玉ねぎを作リはじめた北海道産・玉ねぎのほとんどが、品種改良によって生まれた生産効率が良い玉ねぎ(総称 F1玉ねぎ)です。札幌市でも玉ねぎ全体の約3%の作付面積しか、札幌黄は作られていません(平成22年 札幌市経済局農政課調べ)。北海道産・玉ねぎの中でも生産量が少ない札幌黄ですが、知る人ぞ知る昔ながらのとても美味しい玉ねぎです。 最近では札幌黄の美味しさが見直されてきて、2012年は札幌市内の農家約20戸が約500トンを生産するまでに回復しました(2012年12月29日 北海道新聞 朝刊 参照)。また、札幌以外でも札幌黄を生産する農家さんが少しずつ増えてるようです。 |

![]() 2006年に北海道スローフード・フレンズ帯広が「北海道の礎になった作物を受け継ぐきっかけになれば」と申請して、登録されました。 味の箱舟は手づくりの個性的で安全な食品を「救済」するため、国際本部が定期的に認定して保護と普及を呼びかける試み。世界の約600品目、日本からは20品目が登録されています。 |
(2007年10月5日 北海道新聞 朝刊 より抜粋・参照) |

札幌黄の特徴はその甘さと果肉の柔らかさ。特に加熱調理をした場合にその特徴が際立ちます。
他の玉ねぎでは出せない濃厚な甘味と、水分を多く含んでいるため、大変ジューシーな食感を楽しめます。 シチューやカレー、玉ねぎスープなどの定番料理や、オニオンフライ、玉ねぎステーキなどの加熱料理、また、シンプルにスライスサラダにしても美味しくいただけます。 |
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- オニオンフライ
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- まるごと玉ねぎスープ
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- 玉ねぎステーキ
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- オニオンスライスサラダ
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札幌黄まずはスライスして、生のまま食べてみてください。最近のサラダ玉ねぎとは違い、肉厚でジューシー、辛味が強い。しかし、加熱すると辛味が消え、甘くなります。生産量が少ないため、あまり知られていませんが、多くの料理人から支持されています。まさに「幻の玉ねぎ」です。 |
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